— 柳ひろみ
そんなに薄っぺらい顔で
世の中を憂うことはないよ
私だって死にたかったって
そんな言葉もう響かないよ
傷つけるというのは思うほど
簡単なことではないよ
君が僕のことで傷つくほど
僕を思ってるなら嬉しい
好きなものより嫌いなものばかり
並べるこの人生はなんだ
大嫌いと叫ぶ
泣き叫びながらこの胸掻きむしって
見返してやると思うほどに
僕らこの胸から血を流すんだ
大嫌いと叫ぶ
所詮僕ら抱きしめられたいだけで
本当は好きだったんだ
好きだったんだ
好きだっただけ
大切にしようと思うほどに
期待ばかり上乗せをして
なんで愛してくれないのって
子供みたいに駄々をこねて
好きでいるというのは思うほど
簡単なことではないよ
好きでいるのも努力なんて
夢がないけど本当のはなし
けど変わりゆく自分を責めないで
キライなものが自分をつくる
大嫌いと叫べ
戻れないほどに両手でもぎ取って
むちゃくちゃに愛してやりたいと
思うほどに僕らは孤独なんだ
大嫌いと叫べ
その度に僕らは少し変わって
本当は好きだったんだ
好きだったんだ
けど戻らないよ